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■ホームブリーチング
濃度は低め。ご自宅で行い、毎日1時間、約1週間かけて少しずつ脱色をする方法。
■オフィスブリーチング
濃度の濃い薬剤で、1回15分を1日2回行い、急速に脱色させる方法。 ただ、歯肉に為害(いがい)作用があるため、場合によってはできない場合もあります。
しかし、以下の方はブリーチング・ホワイトニングは出来かねます。
- 以前に神経をとって中に金属のポストが入っている場合
- 前歯部で、すでにセラミックやレジンを使った修復物(クラウン)が入っている部位
- 虫歯が多い場合
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歯周病や、喫煙等で歯ぐきの歯肉の色が黒く変色することがあります。
当院では、レーザーを使って、歯肉のメラニン色素を除去することで、ピンク色の歯肉へ戻すことができます。 |
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上と下の歯ぐきを比べてください |
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上顎前歯部の歯の形成(歯を削る)においては、口腔内を20倍のマイクロスコープにて、形成後の辺縁を確認する。形成後、歯のまわりに糸を巻いて、歯ぐきを開ける。
シリコンで印象をとり、技工室内にてワックスでクラウンを作製するとき、20倍台のマイクロスコープでクラウンの辺縁の適合を確認し、調整します。 |
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金属ではなく、セラミックやオールセラミックの上顎前歯部のオールセラミッククラウンの場合は、クラウンの装着時に適合の状態を口腔内にてマイクロスコープを使い、20倍台でチェックします。
そのことにより、クラウンと辺縁の歯根間の隙間をできるだけ閉鎖することによって、クラウン装着後の汚れの沈着を防ぎ、二次的なカリエス予防や、歯周炎の予防になるのです。
また、この精密技巧により、トライポダイゼーションを作ることも可能になります。 |
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大臼歯の治療において、正しいかみ合わせであるトライポダイゼーションを伴うクラウン(被せ)を作製するためには、超精密技工と、非常に精度の高い調整が必要となります。 |
オールセラミッククラウンブリッジの治療(ジルコニア) |
歯科に用いられるセラミックスにも、その素材の違いにより多種存在します。
一般的にセラミックスは圧縮強度(押さえつけられる力)には非常に強いのですが、曲げ強度(曲げられたり、ねじられたりする力)には弱い材料です。
その曲げ強度を飛躍的に向上させたのがジルコニアセラミックスです。 |
■曲げ強度のグラフ |
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特に臼歯部において、セラミッククラウンの一点に力が集中すると、セラミックの破折を起こしやすくなります。そのためになるべく壊れない材料を選択する必要があります。
グラフの中では棒状の材料による試験で、それを曲げていった場合にどのくらいの力で壊れるかを示しています。
強度的に最も強いのはジルコニアです。
近年ジルコニアが歯科の分野にも使われ始め、寸法・精度の問題も解決され、臨床上非常に有益な材料となってきました。 |
■長期安定性の比較 |
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どのセラミックも数年で強度が半分以下に劣化します。そのために口腔内に入れてから破折するケースがよくあります。
それに比べるとジルコニアはもともとの強度が非常に高く、劣化をしても他のセラミックの強度よりも勝っています。
臨床的には非常に良い材料ですが、細かなかみ合わせの調整をしないと、かえって歯や顎関節に負担をかけることになります。定期的なメンテナンスも非常に重要といえるでしょう。 |
■症例1 |
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術前・上の歯ぐきがやや黒い |
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術中 |
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術中 |
術中・グラスファイバーに変更
歯ぐきの色がよくなった |
■症例2 |
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@術前・前歯の表面と、A前歯横の歯に
オールセラミッククラウンを入れる |
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歯の表面に薄いべニアを装着。
両横にはオールセラミッククラウンを装着 |
PYRENEES ピレーネ & COSMO BLUE コスモブルー |
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●患者さんにやさしいその訳 |
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- 過酸化水素水の濃度が3.5%の低濃度
通常のホワイトニングに使われる薬液の過酸化水素水の濃度は約30%。
ホームホワイトニングでも10%強という濃度でしばしば、歯茎にしみるということが起こっていましたが、このピレーネの濃度は3.5%ととても低い為ほとんどしみることなく、治療が行えます。
- 特定の波長の光照射で健康的で自然な白さに
薬液のみでは、過酸化水素の濃度が低いため、歯に優しい分、着色を取ることへの効果が少ないが、特定の380〜420nmの光を照射することにより、効果的な変色の除去が行えます。
- pH6.0と弱酸性なので、エナメル質を傷めない
pH5.5以下になると歯のエナメル質の主成分であるカルシウムがとけだします。ピレーネは弱酸性のため、歯のエナメル質を傷めず、歯と歯肉への負担も軽いです。エナメル質の表面をほとんど傷めることなく漂白するので、ホワイトニング後の後戻りも少ない。
- 歯や歯肉への負担が軽いため、一度に多くの歯に治療がを行うことができ、短期間で白い歯を手に入れることができます。
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開口器を装着し、歯肉保護材で歯頚部歯肉を保護します。 |
可視光線照射器(コスモブルー)を用いて光照射を行います。 |
当院では、修復治療(インレー、クラウンなど)のシステムである、CEREC3を導入しています。
■CEREC3のメリット


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CEREC3は、今までの修復工程とは全く異なり、光学カメラの撮影によって歯型を採取、コンピュータを利用した設計・製造装置(CAD/CAM)で、その場でセラミックの被せ物を作製できるシステムです。
従来のように、型取り後、修復物が出来上がるのを待つ必要がありませんので、その日のうちにオールセラミック修復が可能です。
また時間の短縮はもちろん、精度や耐久性、審美性においても、従来の治療法より優れた修復を行うことができます。 |
CEREC3なら、1回の診療で型取りから装着までの全ての工程を、患者様のチェアサイドで完了することがでます。
従来の修復治療ではまず石膏で歯型を作り、その型を元にして歯科技工士がセラミックを作製する、という工程を経ていました。そのため技工所からの仕上がりを待たなければならず、再度ご来院いただいてセットするまで約1週間の時間を要していました。
セレック3Dによる修復治療では、その場で設計から製作までをコンピュータで行うことができるので、約1時間ほどの治療時間でセラミック冠をセットすることが可能です。
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@ 3D光学カメラによる印象採得(型取り) |
修復物を装着する部分を3D光学カメラで撮影します。
これまで使用していた、シリコンラバーなどの印象材による型取りはありません。
また、修復物はその場できあがるので、仮歯を入れる必要もありません。 |
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A モニター上の3D画像で修復物の設計・修正 |
360°あらゆる方向から歯と修復物の適合を確認しながら、設計を行います。
上の歯との噛み合わせや隣接する歯との接触なども細かくチェックします。 |
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B ミリングユニットによるセラミックブロックの自動切削 |
設計データを元に、ミリングユニットが自動的に、正確な修復物を作製。
わずか十数分で削りだしは終了し、装着することができます。 |
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従来の金属・セラミック修復では、鋳造時にわずかながら不純物が混入したり、合金の質が均一にならず強度が低下したり、加熱・冷却することでもとの型と微妙なずれが起こるなどの問題がありました。
CEREC3では、3D画像による精密な設計データを元に、品質が非常に安定したセラミックブロックを直接削りだして修復物を作製するので、土台の歯にぴったりと接合する修復物が出来ます。また、従来のセラミックと比較して、硬さを適度にコントロールしてあるため、加圧による破損(欠けたり)が起きにくく、その残存率はゴールドと同等という臨床結果も出ています。

ゴールドインレー、CERECインレー、ラボ製セラミックインレーの残存率の比較
縦軸:残存率 横軸:時間(年)
15年後のCERECインレーの残存率は約93%、ラボ製セラミックインレーでは68% |
強度を保つため金属を選んでいた方も、CEREC3ならオールセラミック治療が可能です。
またCEREC3のセラミックは、明度、半透性にすぐれ、カラーシェード(色)も多様なので、その他のセラミックのように後から色づけ(ステイニング)する必要がほぼありません。また、研磨しやすい素材なので、インレーであれば削りだしが終わった時点で、その表面仕上がりは艶出し加工した修復物にも劣りません。

セラミックブロックのバリエーション一例
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■患者様が快適に治療を受けられるように
解剖学的見地からデザインされたチェアは、患者様が楽な姿勢を自然に保てるように、バックレスト、シートが連動してスライドします。
また、汚れやすい部分は、清掃がしやすい素材や形状にすること、着脱式にすることなどで、常に衛生状態を保てるように設計されています。
■医師が診療に集中できるように
各診療プロセスを少ない動作でスムーズに行えるように、各パーツの動きや配列が緻密に計算されています。機材の操作で患者様をお待たせすることなく、医師やスタッフは治療に専念することができます。
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複雑な治療が必要な場合に使用しています。
シロナ「C2プラス」のユニットは個室になっています。 |
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下顎運動解析装置(CADIAX)という機材で、患者様の下顎運動を3次元的に正確に測定・把握することが可能です。
前方・左右の動き、噛みしめ時等、あらゆる動きのデータを分析します。 |
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※クリックで動画をご覧いただけます。 |
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豊田歯科医院
〒543-0033 大阪府大阪市天王寺区堂ヶ芝
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