治療紹介かみ合わせ

かみ合わせ

2023年1月24日

歯ぎしりや食いしばりが異常に強く変形が生じたケース

【患者様に関する情報】
・40代前半の女性
・私生活でのストレスなどが大きな原因となり、日々の食いしばりや歯ぎしりがきついケース
・頭痛などの身体に異変があり

治療方針

患者様との初診時のヒアリングやCT画像から、
強い食いしばりや歯ぎしりによる関節の変異・骨のすり減りがみられました。
マウスピースの着用に加えてストレスや過緊張をほぐすためのアドバイスを行いました。

なぜ過緊張をほぐす必要があるのか?

今回の患者様の場合、私生活や過去の生活の中で過度なストレスを感じられていたようでしたので、昔から強い食いしばりや歯ぎしりが習慣となっていたことが考えられました。
今後マウスピースを使用して治療を続けていくことはもちろんですが、まずはストレスなどによる過度な緊張状態を緩和させないと根本の解決にはなりません。
ストレスは脳にも緊張を与えるといわれています。脳が緊張を感じることにより間接的に筋へも緊張が生じます。
特に睡眠時に脳への緊張が起きるとどうなるでしょうか?
睡眠時でもストレス等の影響で無意識的に脳へ緊張が生じ、筋肉の強い緊張から食いしばり・歯ぎしりへと進行していきます。(歯ぎしり・食いしばり中は良質な深い睡眠がとれていない状態となります)
過緊張や浅い睡眠が続くと脳が慢性疲労状態となり、脳の緊張をほぐさないとマウスピースを着用いただいてもすぐに元の状態に戻ってしまうことが考えられます。
脳の緊張をほぐすためには、悪癖についてや食いしばり・歯ぎしりの原因を知ることが重要です。

過緊張が続くとマウスピースを装着していても削れることがあります。
マウスピースが削れた症例はこちら≫

CT画像

 

顎関節CT画像の矢状断面

左右の関節が非対称になっているのが確認できます。


右側顎関節の側方から見たCT画像。

左側顎関節の側方から見たCT画像。
顎関節CT画像の前頭断面

右側顎関節の正面のCT画像。関節上部の骨が摩耗しすり減っている。

左側顎関節の正面のCT画像。
関節頭がすり減りへこんでいる。左側内側の骨が内側へ広がっている。

日々の生活の中で

最近、当院には仕事の関係等で『一日中PCを使用される傾向がある』患者様が増えてきています。
出社してから退社するまでPCやスマホを長時間使用される方は、無意識化で脳が緊張状態になり食いしばりをしている方が多くいらっしゃいますのでお気を付けください。
PCからのデータが目から入り眼球の裏の網膜で画像や情報を信号に変えて脳で処理を行っております。つまり長時間通しでPCやスマホを使用すると脳が過度な緊張状態に陥ります。結果として無意識に頭が前傾して食いしばりながらPCを触っている場合が多いので、首や肩こり、頭痛、睡眠障害を呈する患者様が非常に多く増えています。

できるだけPC操作時の姿勢を正し猫背にならないように意識をいただくことで、筋肉の過度な緊張を避けられます。日々の生活の中で、姿勢を正すことや、定期的に休憩をはさみ画面から目を離したり、軽いストレッチなどを行っていただくことで緊張状態が緩和されますので意識的に取り入れてみてください。

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